エンディングノート~終活~

年齢や財産の有無に関わらず

自分のためにも残された人のためにも

誰もが「もしもの事態」に備える必要があります

(令和2年度裁判所司法統計よりグラフ変換)

https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/307/011307.pdf

家裁調停における遺産分割事件の約8割は

5千万円以下の相続財産で争いがあり

1千万円以下だけでも35%を占めています

「うちはたいした財産ないから揉めたりしない」

そういうわけでもなさそうです

まずはエンディングノートから始めてはいかがでしょうか

エンディングノート遺 言 書
法的効力なし法的効力あり
生前・死後のこと死後のこと
形式自由形式あり
内容自由(以下は例)内容制約あり(以下は例)
資産の内容相続分の指定
延命治療について遺言執行者
葬儀について相続人の排除
家族へのメッセージ子の認知

エンディングノートは形式も内容も自由なので

遺言書作成の前に考えをまとめるのにも役立ちますし

遺言書と違って認知症になったときの希望なども残せます

市販のエンディングノートを使えば各項目に答えるだけです

コクヨ エンディングノート

MicrosoftのWordテンプレートなら無料で

不要な部分は削除してパソコンで作成

印刷し紙媒体でも残せて気軽に修正できます

Microsoft エンディングノート

エンディングノートのアプリもありますので

スマホで簡単に始めることができます

通帳やカードの写真で口座情報を残したり

共有する家族を選んだり

共有時期を認知症診断時や死亡時を選ぶなど

色々便利な機能があります

わが家ノート by MUFG

いきなり遺言書を書くのは難しいと感じる場合は

まずはエンディングノートを作成し

考えをまとめてみると良いと思います

状況に応じてすぐに変更できますしなにより

SNSの削除やネット銀行やデジタル資産など

何も残されていないと家族にはわかりません

エンディングノートに法的効力はないものの

本人の思いは確認できますし

死後悲しみに暮れている家族の事務処理負担が

格段に軽くなります

データと紙媒体などのバックアップを

定期的に見直しながら

「こうやって自分の情報をまとめているよ」と

元気なときにこそ家族で話せると良いですね

※遺言は15歳から行うことができます